2009年6月8日月曜日

カメの遠足

ちょっとマジな話。

ムスメが幼稚園で習ってきた、「カメの遠足」の歌。(歌詞の載ってるページにリンクしようかとも思ったけど、ちょさくけんとかアタマ痛いのでとりあえずナシ。Google it.)
サビの歌詞が「ノンビリ行こう 急いで行くとすぐ終わるだろ ノンビリ行けばまだまだ続く」という感じなので、うーん、いい曲だなぁ、と思ったんだけど、調べてみて歌詞を全部読んでみて、印象が変わった。

いい曲、なんだけどね。

3日前から大好きなおやつのチョコレートを詰めて、それがべたべたに溶けて食べられなかったり。
夜明け前に出発したのにバス停についたらバスもみんなも居なかったり。
山を目指して足取り軽く歩いて行って、夜になっても着かなかったり。
カメは、やっぱり悲しかったと思う。

1人でバス停で食べたお弁当も、1人で眺めた星空も、美味しかっただろうし、きれいだっただろうけど。その後の「ノンビリ行こう」は、悲しさをあきらめるための、自分を奮い立たせるための自分に対する叱咤激励、なんじゃないかと思うと泣けてきた。

カメも、みんなと一緒に行きたかったからバス停へ向かったのになぁ。カメがバスに乗り遅れないように、なんとかできなかったかなぁ。
夜に星を眺めてるカメを、家に帰って来ないとお母さんは心配してないのかなぁ。お母さんも小さい時にそんなことがあったから、数日後に山からお土産の木の実か何かをもって元気に返って来るってわかってるのかなぁ。

いや、考え過ぎなんですけどね。
「仕方ないよ、カメだから」で済ませたり、微笑ましいなぁとニコニコして終わったりしていいのかなぁと。

ノンビリした自分のペースをそのままにさせてやることと、みんなと一緒の遠足の楽しさを味わわせてやれるように補助してやることのバランス。とれるかなぁ。

なんかね、泣けます。

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