2011年12月11日日曜日

垣根の垣根の

ムスメ、耳掃除はまだ任せるのが不安。親の見ているところで、綿棒でやってみるのは許可。そして、仕上げはお母さん♪
おちか:「はーい、かゆいとこ教えてね」(くりくり、と掃除半分、マッサージ半分)
ムスメ:「あー、そこ、その、もうちょっと前のとこ」
おちか:「この辺?」(と、耳の入り口近くの、耳の穴がカーブしたとこ)
ムスメ:「あ、それ!そこ!!その、耳のカドのとこ〜」
だんな:(横で聞いていて)「いや、わかるけど、『耳のカド』って言われて耳掃除はできんやろ、普通」

ま、優しくね。

2011年12月6日火曜日

えこたんぽ

ムスメのベッドは、諸般の事情により家中で一番寒いスポットにある。ま、マンションだからそうは言っても大して非人道的ではない寒さだけど、それにしても不憫。
なので、去年から活用している、小さめの湯たんぽ。ピンクで、もこもこのカバー付きで、そのカバーにもらい物のChannelのオーデコロンなんてちょこっとつけてみたもんだから、風呂のお湯に温度を合わせた湯沸かしの湯でほんのりあったか程度でも、
ムスメ:「とーってもいい香り♡」
とご満悦。

そして、我が家のこたつ事情。
実は父ちゃんが大学時代に下宿で使っていたもので、しかも
だんな:「新品で買ったものじゃないはず」
などという代物。もう、被覆が危険な状態なので去年コードを廃棄した。
じゃぁこたつそのものを買い替えろよ、という理性の声を、去年は
おちか:「えーやん。床暖房のとこに置くんやし、ぬくいやん」
のオニのひと言で一蹴。
ところが、今年はクリスマスツリーとか椅子とかの場所との兼ね合いで、こたつが床暖房ゾーンから外れた、畳の上へ。
じゃぁこたつを買い替えるのかというと、ノンノン。そこでまたもや登場、湯たんぽ。ムスメが使ってるのとほぼ同じ大きさのだけど、少しオレンジっぽい黄色で、フリースみたいなカバー。こちらはおちかが優先的に使う。
こたつに入る時、一緒に連れて入ればかなりあったか。

ということで、2つの湯たんぽを駆使する母子。だんなはその手のものの必要性を感じないらしいので、まだ専用器(?)を買ってない。

愛用のピンクの湯たんぽを
ムスメ:「湯たんぽたんぽ、ゆたたんぽ・たんぽちゃん♪」
と可愛がっている割には、朝になるとその存在すら忘れがち。
おちか:「湯たんぽちゃんは?」
ムスメ:「あ、ベッドの中に・・」
と急いで取りに行く。もう、すっかり水。
ムスメ:「あー。冷めたんぽちゃんになってる」
と悲しげ。
それが夜寝る前まで忘れてた日にゃぁ、
おちか:「ひゃー。もう、すっかり冷えたんぽちゃんだよ」

そんなこんなで、我が家の節電対策は、そうと気づかぬ間に進行しております。

2011年11月24日木曜日

んふふ♡の理由


だんなとムスメの食べ物の好みは結構共通している。
その一つが、血合い。
そう、魚の背側と腹側をつなぐように、身と皮をつなぐでも隔てるでもなく、あるものは薄っぺらくあるものはどっかりと鎮座する、アレ。

だんなはおばあちゃん(元プロ。鮮魚卸業経験者)の薫陶を受けた。栄養があるよ、というポジティブな情報に導かれて、そして何より
だんな:「魚っぽくないじゃん、textureが。」
という、小さい子にありがちな、狭ーい視野での完璧な理由付けにより好きになったらしい。

ムスメは
おちか:「お父ちゃんが好きって言うものは大抵好きでしょ?」
だんな:「そーそー。トライしてご覧よ」
という、やや強引な勧めでいろんなものをクリアしてきた実績が、まぁその何だ、ちょっと勇み足気味な感じで、血合いもうまいと感じたらしい。

さすがにサバの煮付けとかだとボリュームがあり過ぎてうんざりするらしいけど、ちょっと大きめのアジの干物とかを「みんなで一緒につつこう」と焼くと、もう大変。2人して箸を身の中に潜らせるみたいにして、血合いの取り合い。
おちかは、お子ちゃまと言われようと何と言われようと、背側のほっこりした身を悠々と食べる。

そんなムスメが昨夜、市販の「こんがり焼きプリン」を風呂上がりに食べていた。
本当はおじゃる丸のおやつみたいに、お皿にプッチンぷるるんしたいんだけど、洗い物を増やすのが嫌な母の厳命で、おとなしくカップから黙々。
そんなムスメを見ていて、同じプリンを一緒に食べていたおちかが、カップの中でくるんとプリンをひっくり返してみせた。キラリんと目を輝かせ、早速自分もやってみせるムスメ。器用なもんだね。
そして地表にでてきたカラメルの浸みた面をニッコリとしながらスプーンですくい、
ムスメ:「ここねー、血合いみたいで美味しい(^o^)」

そんな理由でプリンのその部分を喜ぶ人は、老若男女を問わず、キミくらいだよ。

2011年11月10日木曜日

お知らせ

まぁ、見たらわかる、と言われそうですが、ちょこっとBlogのデザインを変えました。というか、使うテンプレートを選び直しました。あんまり変わってません。

変わったのは、右に今まで置いてた過去のHP/Blogを削除したこと。
Appleのサービスの変化もあるし(.Mac→MobileMe→iCloud)、といっても最新のには今イチついていけてないような気もしますが、何か、アメリカ暮らしのこともそろそろ過去のこととして切って行くべきことになってきたような心持ちもして。
寂しい感じもしますが。

おちかは意外と刹那的、というと聞こえがいいのですが(いいのか?)、記憶容量が少ないので、古いことはどんどん忘れていったりします。捨てられない気持ちにはなるのですが、持ちきれないものがたくさんあります。
過去のBlogはそんなものの1つのようです。

過去のことは今に反映されているところだけ持っていればいい、と、だんだん年を重ねるにつれてあきらめが良くなってきました。
てなわけで、過去のいろんなことをふまえて、今の我が家を見て下さい。

そんな気持ちで、ちょっとリニューアルです。

2011年11月4日金曜日

名月や

家族3人で近所のホームセンターとスーパーに買い物に行った帰り。
信号待ちの間にふと見上げると、薄雲を通してぼんやりと
ムスメ;「お月さま!」
だんな;「あ、ほんとだ。ぼんやりだね」
ムスメ;「半分おつきさま、くらい?」
だんな;「うーん。そうだね。半分くらいかな」
ムスメ;「・・・半moon。」
だんな;「半ムーン?(笑)じゃ、満月はなんていうの?満ムーン?」
ムスメ;「うーんとね、まるmoon。」

なんというか、お素晴らしい言語感覚である。
三日月とおミカンの話をしていたのは、もう一年ほども前になるのかぁ。

2011年10月20日木曜日

必要なのは思い切り

朝、結構早起きなムスメ。夜9時就寝を徹底するように心がけているのが功を奏しているような。父ちゃんが6時40分に出勤する時にはほぼ間違いなく起きている。起きてなくても、おちかがベッドに向かって一声
おちか;「ゼッロ ロック ゴー ゴー!」
と叫ぶと、すきっと起きてとっとこと見に行く

で、6時台に起きて、何をしているかと言うと、父ちゃんが時計代わりにつけているNHK総合を見ている。当然その時間はニュース。つまんねー、と思い、かつ父ちゃんが出勤した後だとEテレにかえたりするけど(ところで『チャンネルをかえる』の時って『変える』?)。
実は「まちかど情報室」はお楽しみコーナーだったりして。

てなわけで、なんとなーくニュースを見ていることが多いムスメ、先日、ちょっと気になる言葉を見つけたらしい。

ムスメ;「お母ちゃーん」
おちか;(こういうときは何かご質問が来るので、身構える)「何ですかぁ?」
ムスメ;「あのね、『ばっぽーん!』ってなぁに?」
おちか;(テレビに映る政治家さんの難しげな顔をちらりと見て、もう笑いが止まらない)
ムスメ;「なんか、『ばっぽーん!』って。」

そうなんだよ。「抜本的改革」に必要なのは、その思い切りなんだよ。

おちか;(気を取り直し)「あのね、『ばっぽんてき』ってのは、何かを変える時にちょこちょこっとじゃなくて、全部、最初から変えてやり直す、みたいなことよ」
ムスメ;(何となくそれには興味がわかないらしい)「ふーん(とりあえず生返事)・・・ (にやっとして)『ばっぽーーーん!』」

言葉の響きとしては、大好きらしい。

変革の時期にある日本。さて、みなさま、心を合わせて。

ばっぽーん。

2011年9月28日水曜日

絶賛と初耳

ムスメが、秋の七草を学校で教えてもらってきた。

ムスメ;「はぎ、くず、ききょう、おみなえし。すすき、なでしこ、ふじばかま。」

お母ちゃんは覚えてなかったよ。すごい。

晩ご飯の時に、お父ちゃんに披露。えっへん、と微笑むムスメ。
だんな;「・・・食えないのばっかじゃん。」
おちか;「秋の七草は食べないの。」
だんな;「知らんかったよ。なんだ、食えないのかぁ」

・・・・・秋には他にうまいもんがたくさんあるからだろうか。

2011年9月20日火曜日

天性の

だんな、関東人。
だんな、横浜生まれ(生まれた時点の住所は、というレベルだけど)

なのに、ツッコミ体質。
そして、天然のボケ。

今日も、「休日のお出かけ、いっぺん近江鉄道沿線も考えてみてもいいかも」とネットで調べものの途中に、画面の文字を音読し始めた。
だんな;「あ・・ほ・・! あ、違うわ。アケボノか。」
おちか;(何のこと?と覗き込んでみる)
だんな;「アケボノゾウだって。アホ・ぼけゾウって何よ、って思った」
おちか;「・・・アナタ、ちょっとお話が。」
だんな;「いや、だってほら、ボケ封じ観音とか、あるじゃん。あーいうのかと」
おちか;「父ちゃん、そういうとき、父ちゃんはどんどん深ーい穴に自分で入って行くの知ってる?」

いやー。
すごい。破壊力抜群。

2011年8月30日火曜日

成長の夏

小学生として初めての夏休みが終わったムスメ。だんなの両親との清里旅行では、乗馬体験が楽しかった。そもそもこのBlogの題にもあるようにテキサス生まれなので、お祭り(festival)というと必ずpony rideがあって、見つけると必ず乗っていたので、それなりに乗馬経験は豊富。鳥取砂丘ではラクダにも乗ったし、彼女のすばらしいのはその全ての機会を心から楽しんでいること。

今回旅行中に2度機会があった、その2度目。彼女の背を見て「この子だね」と乗せてもらったのがポニーの大きいやつ。隣にいた『馬。』という感じの大きさのやつは、ちょっと身長が足りなくて安全上やめといた方がいい、と引き馬乗馬担当のお姉さんが判断。

ムスメは、やや不満だったらしい。もっとおっきくなって、おっきいお馬に乗りたい、と心に決めたらしい。

日頃から身体を動かすのは好きなので、ちゃんと食べる。が、お肉とバランスの取れた量の野菜となるとやっぱりちょっと足りないこともある。その辺を「ほら、今日はおやつにドーナツ食べたから、ご飯は残してもいいけど、このお肉あと一切れと、野菜炒めは全部食べな」と指導すると、素直に従う。給食での先生のご指導と、理詰めな彼女の性格もある。
ともあれ、エラい。

おっきくなりたいよね。

2011年8月12日金曜日

夏休みの伝統

もう、「ご無沙汰しています」を書くのもわざとらしいほど久しぶりの更新で。
でも、日々はいろいろありつつ過ぎているのです。

ムスメ、小学生として初めて迎える夏休み。
日本の小学校に通った人ならひとり残らずやったんじゃないか、と言う、アサガオの観察。花の数を毎日数える。最近はどこでもそうなんだろうか、「花が終わったら、小さいビニル袋に入れて冷凍して保管して下さい」という注意書きがつく。何でも、夏休み明けに「いろみずあそび」をするので、そのためらしい。冷凍してあったのを、朝出してきて学校へ持って行く頃には丁度よく解凍していい色が出るんだそうな。考えついた人エラい。

で、そのためにせっせと毎朝花の数を数え、水やりをしては花がら摘み。
ムスメ;「つぼみ、取って来る。」
おちか;「あのね、つぼみってのは咲く前だ。取らないといけないのは咲き終わってしぼんだやつだから・・・・」
ムスメ;「・・!! わかった。『しぼみ』だね」

ということで、我が家では正式に
しぼみ;咲き終わってしぼんだ花
と定義されました。

2011年6月20日月曜日

全滅

先日、だんなの会社の労組主催でバスツアーがあって、家族全員で参加。高速千円廃止直前で混み混み、のろのろの往き道のバスの中ではワンピースのDVDがかかっていた。実は我が家、ワンピースは今まで街中のポスターやちょっとしたCMくらいしか見たことない。免疫ゼロの状態で見たのが、何かピンクの帽子かぶった怪しい生き物が仲間に加わったエピソード(劇場版?)

世の中でこんだけ人気があるやつはきっといいんだろう、とうっすら思いつつ、とりあえず見入ってしまうおちか。
その隣で、コミカルな場面にはケタケタ笑いつつ、でももっと笑う前席の同学年の男の子の反応にはドン引きしつつ見入るムスメ。出発前は寝る気満々だったのにね。
後席で同僚と話してるのかと思ってたら結構しっかり見てただんな。

過去の悲しい思い出の話が明かされて、えぇー、あの可愛い怪しい生物にそんな過去が?!と思って涙ぐんでいたら、何か横向いて寝そうになってるのかと思っていたムスメがグスングスンと鼻をすすり出し、ついには咳き込みながら号泣。
まわりの席の人たちは「お腹でもイタくなったの?」「大丈夫?」「ほれ、これあげよう(ドコモダケのストラップ、ありがとうございました)」と心配して下さるが、ムスメはお母ちゃんのお膝で泣きじゃくる。

そうだよねえ。トナカイさん、かわいそうだったよねぇ。

ほどなくトイレ休憩で下りたSA、「だいじょぶやった?」と皆さんにご心配おかけしつつ、トイレに行って気分転換。やっぱり単にお話が悲しくて泣けてきただけ、と、事情を確かめて安心。そして、
だんな;「悲しかったよねぇ。お父ちゃんもヤバかったよ」
ということが判明。
車に戻って、まわりの方々にも説明。

その、なんだ。一家揃ってワンピースは「感動しすぎるからあんまり見たくない映画」のカテゴリー入りだ。
まぁ、ムスメと一緒のものを見て、同じように感動できるという喜びでもある。

2011年5月20日金曜日

ゲットだぜ

ムスメ、遅ればせながらポケモンにハマっている。
日曜の昼間にやっているテレビ放送をチェックしたり、いただいた入学祝いで大好きなポケモンのぬいぐるみを買ったり。

先日、そんなムスメの小学校で音楽鑑賞会があった。サロンミュージック、というから、室内楽のグループが学校に来られて、いろいろと解説とか面白い演出とかしながら、演奏を聴かせてもらったらしい。だいぶ楽しかったらしい。

ムスメ;(興奮の残る口調)「めっちゃ面白かった。」
だんな;「いろんな楽器があった?」
ムスメ;「うん。バイオリンとか、バイオリンの進化したやつとか。」
だんな;「進化?でっかいの?」
ムスメ;「うん。最終進化形のはめっっっちゃおっきかった。」
だんな;「・・・それね、名前はコントラバスって言うんだ。」

多分「進化したやつ」はチェロだな。

だんな;「バイオリンとかだけだった?笛もあった?」
ムスメ;「うん。笛はね、フルート。それから、ピッコロもあった。」

いとこのお姉ちゃん(中学校の吹奏楽部でフルートやってる)のおかげで、横笛系はちゃんと名前をインプットできてるらしい。めでたい。


2011年4月17日日曜日

悪よのう

ムスメがNHKの子供用番組を見ていて、

「んー、きゃわいいぃー♡」

と叫ぶ。ふと画面を見ると、大写しになっているのはこれ
ま、怖がるよりはいいやね。

そういえば、と思い出す。幼稚園への行き帰りの道でこいつを見つけたりすると、
ムスメ;「おかぁちゃん、だんごうむしがいるよ!」
と教えてくれたっけ。

悪い相談してそうに聞こえるなぁ、と思ったもんです。
過去のハナシだけどね。

2011年4月4日月曜日

夢見るチカラ

早いもんで(というのは更新をサボっていたからですが)、ムスメももうじき一年生。
いろいろと、成長を感じることはあるけれど、「おはなし構成力」がすごい。
幼稚園で秋頃から表紙+4ページほどの「えほん」を作らせて下さっていた(ホッチキス留めした白紙状態の「本」に勝手に描いて&書いていく)のも、どんどんとおもしろい著作が完成して、我が子ながら「先生、次の作品はまだですかっっ!」状態だった。

そんなムスメが、先日、夢を見たらしい。
本当に夢としてみた部分と、自分が後から思い出していく時にフリルがつく部分とあると思うけど、あわせて完成したのがこんなストーリー。

お父ちゃんと2人で、JRで3駅ほど離れたところにあるゴルフの練習場に行った。
帰りに、駅に着いたら電車がちょうど出て行った・・・と、その出て行く電車が
「ぴょーん、ぴょーんと」
ジャンプして走っていく。
実はウサギさんたちがたくさん集まって、電車を持ち上げて、ぴょーんぴょーん走っていくので電車がジャンプしてたんだけど。
でもそのウサギさんたちがいるのは、お父ちゃんには見えなかったんだけど。
とにかくお父ちゃんは、そのジャンプしてる電車にびっくりして、
「びっくりしたお父ちゃんのお目目が、もう、鉛筆の芯くらいの『テンっ』になってた」
くらいのびっくりだった。

おしまい。


このおはなし、絵本にしてほしいなぁ。自分で描くかなぁ。

2011年3月8日火曜日

ばれた。

幼稚園の送り迎えもあと少しで終わり。

思えば、朝の登園の道すがらどれだけしりとりをしたことか。

開始の言葉は「しりとり」だったりすることも多い。しりとり、リス、スズメ、めがね、ねずみ、と続いて・・
おちか:「ミニトマト!」
ムスメ:「とんかつソース!」
おちか:「するめ!」
ムスメ:「め・・・めかぶ!」
おちか:「ぶ、ぶ・・・ブロッコリ!」

日頃の食生活がバレる。

2011年3月6日日曜日

親子鑑定

親子3人で地下鉄でお出かけ。
駅への階段を下りながら、つぶやく父。

だんな:「5〜6歳の子どもとしては高度なマチガイしてたよなぁ。」
おちか:「地下鉄?」
だんな:「うん。ストライキのニュースで、近鉄が止まってるのを見て『ちかてつも止まっちゃうんだー』って思ってた。」
おちか:「父ちゃんのマチガイって、筋が通ってるからマチガイに気づきにくいよね(苦笑)」

とかいう会話をしている両親の5歩ほど先を軽い足取りで下りていたムスメ。くるっと振り返り、

ムスメ:「ねーねーお母ちゃん、『ちかてつ』って、おうちから近いからー?」

・・・おそるべしDNA。

2011年2月14日月曜日

じぇねしす

そもそもは、母子の夕食後の他愛ない会話。
バナナとチョコは合う、というあたりから。

ムスメ;「なんで(バナナとチョコは合うの)かなぁ。」
おちか;「なんでやろなぁ。」
ムスメ;(ひらめいた!の顔)「あ、イエスさまが決めはったん。」
おちか;「そやろか。」
ムスメ;「うん。全部かみさまとイエスさまが決めはった、って。」

おー。しみ込んでますよ、園長先生のおはなし。

おちか;「そういうののお話、聞いた?『光あれ』ってかみさまが言わはったら光ができたとか。」
ムスメ;「うん。おひさまとか、お月さまとか、お星さまとか。」

と、ここでおちかの胸に、ヤマト民族たるところも大事にせねば、と、わき上がるものが。

おちか;「日本の神さまが、日本の国をつくりはった時の話、聞いたことある?」
ムスメ;「ない。(目はキラリん。おはなし好き)」

で、おちか、かいつまんであめのぬぼこの話をする。ちょっと簡単にしすぎた感はあるけど、こんな感じで。

おちか;「あのね。日本の神さまも、高ーい空の上にいはるの。で、長ーい棒で、日本の今ある辺、むかし、海やったところをグルグルっとかき混ぜたら、固まってきたから、それで日本の形を作りはったん。で、ぽとぽとっと落ちたので、いろんな島の形になったん。」

(えーと。ずいぶん簡単すぎます。反省。)

ふーん、と聞いていたムスメ。おちかが仰天する答えを返してきよった。

ムスメ;「でも、日本の島の形、変わってきたって聞いたことあるよ。」
おちか;(ぎょっとしつつ)「あ、そう?」
ムスメ;「うん。サイエンスZEROかなんかで。・・・お母ちゃん、recorderの中のビットワールド見ていい?」
おちか;(まだショックが残る)「・・・うん、いいよ。お風呂沸いたら入ろうね。」

うーん。サイエンスZEROというよりは高校講座<地学>か? 何にせよ、国うみ神話よりも先に日本海拡大・日本列島の形成過程を知ってるとは。
(ちなみに、両親ともに地質/岩石専攻だったからと言って、年端もいかぬ我が子にプレートテクトニクスをおとぎ話代わりに教え込むような極悪非道なことはいたしませんぜ。親子で楽しく見られる番組を選ぶと、NHKの科学系娯楽番組は多いけど、でも大抵すいえんサーとかためしてガッテンとかの家庭内科学系よ。)