2010年2月19日金曜日

生演奏

諸般の事情で、だんなのピアノ(なんかこんな感じのの古いモデル。結婚した時、貯金をはたいて買った)はムスメの部屋に置いてある。

高校くらいまでピアノを習っていて、ずっと趣味で弾いているだんな。ムスメがピアノを弾けるようになるといいなぁとは思っているけど、そしてボチボチと教えてはいるけど、まあ本人の自主性に任せようとしている。
ただ、できるだけピアノに馴染むように、機会があればCDをかけたり、弾いてきかせたり。

ムスメも、お父ちゃんがピアノを弾いてくれるのは嬉しいし、大好き。町なかで音楽が聞こえてきた時、「これ、お父ちゃんが弾いてくれはるのん。」とにっこりするのを見ると、やっぱりいいねぇ、と思う。
そのムスメ。寝る時に何か音がないと寂しいのでCDをかけるんだけど、ほぼ毎晩、
ムスメ;「あのね、お父ちゃん。ピアノ弾けるんだったら弾いてちょうだい。」
とおねだりする。『弾けるんだったら』と言うのは、お父ちゃんが晩ご飯が遅くてお腹いっぱいだったり、お風呂に入りたかったり、風邪ひきさんだったり、という事情もあるかも、ということへの気遣い。

おちか;「寝る時にピアノの生演奏聞きながらって、お嬢様やなぁ。」
だんな;「普通はないと思うよ。・・だって、住宅事情で部屋にピアノが押し込まれてるお嬢様なんてあんまりいないし(苦笑)」
・・という会話の間にも、ムスメが期待して待っている。
おちか;「ほれ、お座敷かかってるんやから行ってこな。」
だんな;「線香立てといて。(にやり)」

と、電子音源のピアノのメリットで音を小さくできるので、宵っ張りのお嬢さんが9時を過ぎてようやく寝ようというのを追いかけて、スリッパと半天に身を包んで父ちゃんは今日も軽い足取り。

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