2011年11月24日木曜日

んふふ♡の理由


だんなとムスメの食べ物の好みは結構共通している。
その一つが、血合い。
そう、魚の背側と腹側をつなぐように、身と皮をつなぐでも隔てるでもなく、あるものは薄っぺらくあるものはどっかりと鎮座する、アレ。

だんなはおばあちゃん(元プロ。鮮魚卸業経験者)の薫陶を受けた。栄養があるよ、というポジティブな情報に導かれて、そして何より
だんな:「魚っぽくないじゃん、textureが。」
という、小さい子にありがちな、狭ーい視野での完璧な理由付けにより好きになったらしい。

ムスメは
おちか:「お父ちゃんが好きって言うものは大抵好きでしょ?」
だんな:「そーそー。トライしてご覧よ」
という、やや強引な勧めでいろんなものをクリアしてきた実績が、まぁその何だ、ちょっと勇み足気味な感じで、血合いもうまいと感じたらしい。

さすがにサバの煮付けとかだとボリュームがあり過ぎてうんざりするらしいけど、ちょっと大きめのアジの干物とかを「みんなで一緒につつこう」と焼くと、もう大変。2人して箸を身の中に潜らせるみたいにして、血合いの取り合い。
おちかは、お子ちゃまと言われようと何と言われようと、背側のほっこりした身を悠々と食べる。

そんなムスメが昨夜、市販の「こんがり焼きプリン」を風呂上がりに食べていた。
本当はおじゃる丸のおやつみたいに、お皿にプッチンぷるるんしたいんだけど、洗い物を増やすのが嫌な母の厳命で、おとなしくカップから黙々。
そんなムスメを見ていて、同じプリンを一緒に食べていたおちかが、カップの中でくるんとプリンをひっくり返してみせた。キラリんと目を輝かせ、早速自分もやってみせるムスメ。器用なもんだね。
そして地表にでてきたカラメルの浸みた面をニッコリとしながらスプーンですくい、
ムスメ:「ここねー、血合いみたいで美味しい(^o^)」

そんな理由でプリンのその部分を喜ぶ人は、老若男女を問わず、キミくらいだよ。

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